AI(人工知能)は、今やいろんな場面で活躍していますよね。
でも、実はAIにもいくつか種類があることをご存じですか?
今回は、「強いAIと弱いAI」、「つくるAI(生成型)」と「見分けるAI(認識型)」という、2つの視点からAIをわかりやすくご紹介します!
AIの基本の分け方:「強いAI」と「弱いAI」
AIは、大きく「強いAI」と「弱いAI」に分けられます。
「強いAI」は、人間のようにいろんなことができるAIを目指しているもの。でも、これはまだ研究中で、今のところは実際に使えるものではありません。
いわば“未来のAI”です。
一方で、私たちの身の回りで活躍しているのは「弱いAI」。
たとえば、スマートスピーカーに話しかけると返事してくれたり、車の自動運転を支えたりしているのは、特定のことに特化したAIです。
「強いAIと弱いAI」については、別の記事でも紹介していますので、興味があればチェックしてみてくださいね。
「つくるAI」って?生成型AIのこと
「生成型AI(Generative AI)」は、文字通り“何かをつくる”のが得意なAIです。
たとえば、質問を入力すると文章をつくってくれる「ChatGPT」や、絵や写真をつくってくれるAIなどがあります。音楽をつくることもできるんですよ。
これは、「自然な文章をつくる力」や「イメージを形にする力」があるAIなんです。


【よく使われている例】
・ChatGPT(会話や文章をつくるAI)
・DALL・E(画像をつくるAI)
「見分けるAI」って?認識型AIのこと
「認識型AI(Recognition AI)」は、名前の通り“見分ける”のが得意なAIです。
たとえば、顔を見て誰かを認識したり、音声を聞き取って文字に変えたりといったことができます。何かを判断したり、分類するのにも使われています。
このタイプのAIは、「正確に理解する」「分析する」ことを得意としています。
「識別系AI」と呼ばれることもあります。


【よく使われている例】
・顔認証システム(顔を見分ける)
・SiriやGoogleアシスタント(音声を認識して返事する)


それぞれのAIができること
「つくるAI(生成型)」と「見分けるAI(認識型)」は、それぞれ得意なことが違います。
- つくるAIは、アイデアを出したり、文章や画像などの“新しいもの”をつくるのが得意。
- 見分けるAIは、目の前にある情報を正確に理解したり、判断したりするのが得意。
実際には、これら2つのAIが組み合わされて使われることも多いです。
たとえば、「見分けるAI」で写真を解析して、「つくるAI」でその写真に合う説明文を作る、なんて使い方もあります。




AIは私たちの暮らしにどう関わってくる?
「つくるAI」や「見分けるAI」は、今や私たちの仕事や生活の中でどんどん使われています。
とくに仕事やモノづくりの現場では、効率が上がったり、新しい表現が生まれたりと、大きな変化をもたらしています。
でも同時に、AIが発達することで生まれる心配な面もあります。
たとえば…
- プライバシーが守られるか?
- AIの判断に偏りはないか?
- AIに仕事が奪われるんじゃないか?
こうしたことにも、これからしっかり向き合っていく必要がありますね。
AIのリスクについては、今後またくわしく紹介していきます!


まとめ
AIにはいろんな種類があり、それぞれちがった役割で活躍しています。
「つくるAI」と「見分けるAI」などの違いを知ることで、AIがどんなふうに私たちの暮らしに関わっているのか、
よりイメージしやすくなるはずです。
これからもっと進化していくAIの世界を、一緒に楽しみにしていきましょう!










